福井市 肋間神経痛の予防
肋間神経痛は胸部から背中の辺りで突然鋭い痛みが走る
人間の体には、心臓や肺など生きるために重要となる臓器を守ろうと、背中から胸にかけて12本の肋骨があって、その肋骨には沿うように末梢神経が巡っています。
また脊髄から始まって体内を網目状に巡っている末梢神経は、自律神経・運動神経・痛覚神経に分かれているのです。
これらの痛覚神経に何らかの作用が生じて痛みを感じる疾患が神経痛で、胸部から背中の辺りで突然鋭い痛みが走る神経痛を肋間神経痛と言います。
それから原因不明の原発性と事故などが原因である続発性の2つに分けられているのです。
背中・肋骨・わき腹・わきの下・みぞおちのうちで、左右のどちらかに痛みを感じることが多いですし、どこに痛みを感じたかにもよりますが基本的には大きく呼吸すると痛みが強まります。
骨折したような錯覚になるような激しい痛みが特徴で、一度痛むと立ち止まってしまう方が多いと言われているのです。
発生する主な原因はストレスで、そうした環境にいることで体が強張り無意識に姿勢が悪くなって、背骨や体が徐々に歪んでしまいます。
そうすると肋骨付近の神経が筋肉などにより圧迫されて痛みを生じるのです。
このようにストレスから生じる体の歪みが痛みを引き起こす症状なので、普段から猫背の人や過去に事故で骨折した人は発生する可能性が高いと言えます。
また、ビタミン不足でも痛みを生じることが確認されているので、不規則な生活をしている人も該当するのです。
それから、中年以降の女性でホルモンバランスの乱れから免疫力が低下している人、ストレスをためやすい人、デスクワークなどで下を向く時間が長い人、妊婦などもなりやすい人と言えます。
痛みを我慢できないというのは当然ですが、生活の中で肋間神経痛に意識の大半が向いているような場合には、早めに医療機関を受診することをおすすめします。
それは、学業や仕事に集中できないだけでなく、事故などにつながる危険もあるからで、さらに病気の兆候である可能性も考えられるからです。
受診する診療科は内科か整形外科が適切で、神経痛と一緒に水泡が見られる時は帯状疱疹の可能性が高いので皮膚科を受診すると良いでしょう。
ちなみに神経痛にはビタミンが効果的で、整形外科では鎮痛剤と一緒にビタミン剤を処方しているのです。
特に有用なのはビタミンB1・B2・B6・B12の4種を含んだ複合ビタミン剤で、ビタミンEやナイアシンなども含まれていて血行が改善します。
肋間神経痛は生活習慣を見直すことで予防することが可能で、先に触れたように可能な限り普段の食事でビタミンを摂取すると良いです。
具体的には、豚肉・川魚・カブ・まぐろ・魚介類・レバー・かつお類・ピーマン・アーモンドなどはビタミンB群を多く含んでいるので神経系に効果的と言われています。
また毎朝20分程度のジョギングをするなど、定期的に体を動かすことが筋肉の硬直を防止するので、運動を習慣的に行うことを心掛けることも大事です。
それから、何と言っても原因となるストレスを上手に発散することが大切で、自分に合ったストレス発散方法を探しましょう。
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